「独学のすすめ」

加藤秀俊さんの独学のすすめを読んでの感想。

『─人間が一生のあいだに読むことのできる本の量が有限である、という事実にかわりはない。』

 

その言葉を見たとき、ハッとしました。

私は本を読むことが好きなので、平均的な人よりは本を読んでいる時間が多いと思っています。

 

小学生の頃は毎朝早く登校して図書室に行って本を選び、閲覧室で授業の開始前まで本を読んでいました。

 

薄暗い図書室で本を選び、誰もいない閲覧室で本を読むこの時間が一番大好きな時間でした。

 

私は小学低学年のときに転校したのですが、なかなか新しい環境になじめなくて、表面的な友達しかおらず、心の底から信頼できるような友達を作れずにいました。

 

おそらくそういったことも関係して本が好きな子供になったのかもしれません。

 

そして、中学校、高校とあがっていっても本を嫌いになることはなく、いつも文庫本を持ち歩いて、時間があれば本を読んでいました。

 

就職してからは読む時間が減ってきましたが、やはり本を読み出すと、やっぱりこの時間はいいなーと思って読んでいます。

 

話が脱線してしまいましたが、一生のうちに読める本は限られています。

 

週に一冊よんだら、

一年で五十冊。

十年で五百冊。

 

この世界にはたくさんの本が溢れています。

 

それなのに私が人生で読むことのできるのはそのうちのほんのわずかしかないのかと思うと、本を読まずにはいられないのです。

 

うちにも本屋さんなどで衝動買いして、まだ読んでいない積読本が何冊もあります。

 

まずはその本を読破して、本との素敵な出会いを期待して、また本屋さんに寄ってみたいと思います。

 

そして、よりたくさんの本と触れ合いたいと思います。